初(はじ)めての富士登山(ふじとざん)

先週(せんしゅう)の日曜日(にちようび)、林(りん)さんと富士山(ふじさん)に登(のぼ)った。途中(とちゅう)までバスで行(い)って、そこから登(のぼ)り始(はじ)めた。登(のぼ)る前(まえ)に、水(みず)を買(か)った店(みせ)で、酸素缶(さんそかん)も持(も)って行(い)くように言(い)われた。山(やま)の上(うえ)は空気(くうき)が少(すく)ないから、必要(ひつよう)になるかもしれないそうだ。空気(くうき)が薄(うす)いと、病気(びょうき)になる人(ひと)もいることを思(おも)い出(だ)したが、富士山(ふじさん)は小学生(しょうがくせい)でも登(のぼ)れると聞(き)いたので、大丈夫(だいじょうぶ)だろうと思(おも)った。だから、買(か)わなかった。私(わたし)は登山(とざん)をしたことはないが、富士山(ふじさん)は険(けわ)しい山(やま)じゃないし、それほど大変(たいへん)じゃなさそうだった。でも、登(のぼ)ってみると、本当(ほんとう)に大変(たいへん)だった。途中(とちゅう)で立(た)っているのも辛(つら)いほど足(あし)が重(おも)くなった。もうやめたいと思(おも)ったが、前(まえ)を見(み)るとドンドン登(のぼ)って行(い)く林(りん)さんが見(み)えた。林(りん)さんが頑張(がんば)っているのに、諦(あきら)めるのは悔(くや)しいから、私(わたし)も登(のぼ)り続(つづ)けた。後(あと)で聞(き)いたら、林(りん)さんも途中(とちゅう)でやめようと思(おも)ってだけど、私(わたし)が後(うし)ろから登(のぼ)って来(く)るのが見(み)えたから、頑張(がんば)ったと言(い)っていた。大変(たいへん)だったが、一番(いちばん)上(うえ)まで行(い)けて、本当(ほんとう)によかった。だから、もしこれから富士山(ふじさん)に登(のぼ)る人(ひと)がいたら、上(うえ)まで行(い)きたいなら、友達(ともだち)と一緒(いっしょ)に行(い)くことをお進(すす)めしたい。もちろん酸素缶(さんそかん)も持(み)って行(い)ったほうがいい。でも、もう一度(いちど)行(い)きたいかと聞(き)かれたら、もう二度(にど)とあんな大変(たいへん)なことはしたくないと答(こた)えるだろう。富士山(ふじさん)は遠(とお)くから見(み)るほうがずっといいと思(おも)う。