「飽食時代」の日本人(一)
日本でテレビを見ていると、食べ物に関する番組が非常に多いことがわかります。どのチャンネルでも、1日に3くらいの料理番組があるのですから。
現代の日本は「飽食の時代」と言われ、世界のあらゆる料理が食べられます。日本料理、中国料理、インド料理、韓国料理、ギリシャ料理、イタリア料理、例をあげればきりがありません。
家庭でも、朝はトーストにハムエッグ、昼はそばを食べ、夕食には中華料理を食べる、こんな家庭が多いのではないでしょうか。地域や年代によって、多少の差はあるにしても、和食だけ、洋食だけというよりは、このようにさまざまな料理を組み合わせて食べるというのが、現代の日本人の食生活だといえます。
食事には、2つの目的があります。営養をとること、そして楽しむことです。特に成長期にはバランスのよい営養が必要です。小学校や一部の中学校では学校給食がありますが、統計によると「給食はおいしくない」という生徒が増えてきています。
家族が外で食事をする機会も増えています。ファミリーレストランの増加は、日本人の食べ物に対する指向が、画一化されたことの、1の具体例と言えそうです。
グルメブームは、そうした画一化の裏返しの現象と言えるでしょう。「少しでも新鮮なものを材料に」ということで、産地から都会へと、高速道路を冷凍車が魚やカニを積んで運びます。
贅沢な食事の楽しみ方といえますが、1回の食事が数万円するレストランも、有名なシェフのいる店は、かなり早くから予約しないと席が取れません。
こうしたレストランに人気が集中するのも、子供のころから画一化された給食で育ち、ファミリーレストラン味にならされて育った年代が自分の好みを求める時代になったということでしょうか。
饱食时代的日本人
在日本,看电视时会发现有关食物的节目非常之多。不论哪个频道,每天多要播出三个左右烹调的节目。
现在的日本,被称为"饱食时代",世界上任何地方的美食佳肴在日本都可以品尝到。日本菜、中国菜、印度菜、韩国菜、希腊菜、意大利菜等等不胜枚举。
在日本,也有很多家庭早上吃烤面包、火腿蛋,午餐吃荞麦面条,晚饭则持中餐。虽然根据地区和年代多少有些差别,但是同单纯的日餐或西餐相比,现代的日本人在饮食上还是倾向于各种菜肴搭配起来吃。
饮食有两个目的,一是为了营养,二是为了享受美味。特别是发育期,均衡的摄取营养是必需的。小学和一部分中学都由学校承包伙食,但是根据统计,认为学校的伙食不好吃的学生多了。
一家人一起到外面吃饭的机会在增多,家庭餐馆的增多,可以说是日本人的饮食倾向于统一化的一个具体例子。
美食加热则可以说是于这种统一化背道而驰地一种现象。为了尽可能用新鲜的材料,各产地都用冷冻车装载着鱼、蟹通过高速公路运往城市。
这种饮食的享受,可以说有些奢侈。有的餐馆一餐要花费数万日元,而且在一些聘有名厨的餐馆,如不事先预定,是很难找到位子的。
这类餐馆如此受欢迎,还有这样一个原因。很多人自幼被统一供食,或是吃腻了家庭餐馆,而如今开始追求自己喜好的口味。