或る風に寄せて——立原道造
致一阵风
おまえのことでいっぱいだった西風よ
西风啊 你无所不在
たるんだ唄のうたいやまない雨の昼に
飘雨的早晨,你在唱着无休止的谣曲
とざした窗のうすあかりに
紧闭的窗扉透出的微光里
さびしいおもいを噛みながら
你在孑然咀嚼着寂寞的追忆
おぼえていたおののきも颤えも
那些从往昔中浮现的战栗、以及颤抖
あれは見知らないものたちだ
都如此陌生
夕ぐれごとにかがやいた方から吹いて来て
日暮时分,你就从光明处吹来
あれはもうたたまれて心にかかっている
那已经收拾起,却仍深藏心中的眷眷
おまえのうたったとおい調べた
你那自遥远彼方鸣响的乐曲
誰れがそれを引き出すのだろう誰が
究竟是为谁奏起 又是由谁
それを忘れるのだろうそうして
将之遗忘了呢 然后
夕ぐれが夜に変るたび 雲は死に
每当黄昏化为黑夜 晚霞逝去
そそがれて来るうすやみのなかに
在那流泻而下的微暗中
おまえは 西風よ みんななくしてしまった と
西风啊 你亦如是这般 烟消云散了
卯生刚学日语,自翻纯属爱好,请勿随意搬运,谢谢!