日语共读
窗边的小豆豆
黑柳彻子
一份童真和不带世俗的纯净
宜
欢喜
悲伤
忌
皆さん、こんばんは。今天继续由主播kuri为大家分享黑柳彻子的作品《窗边的小豆豆》。希望你会喜欢~
-窗边的小豆豆-
《窗边的小豆豆》是日本作家、主持人黑柳彻子创作的儿童文学作品,首次出版于1981年。
这本书讲述了作者上小学时的一段真实的故事:小豆豆(作者)因淘气被原学校退学后,来到巴学园。在小林校长的爱护和引导下,一般人眼里“怪怪”的小豆豆逐渐变成了一个大家都能接受的孩子。巴学园里亲切、随和的教学方式使这里的孩子们度过了人生最美好的时光。
《窗边的小豆豆》(21)
「せんぞくいけはあさけれど、いじんのむねをふかくくみ(洗足池は浅けれど、偉人の胸を深く汲み)」
これが、前の学校の校歌だった。ほんの少ししか通わなかったし、一年生には、難しい言葉だったけど、トットちゃんは、ちゃんと覚えていた。
(ただし、この部分だけだったけど)
“洗足池水虽清浅,能慰伟人之胸怀……”
这是以前学校的校歌,虽说小豆豆只在那儿待了几天,而且这首校歌对于一年级的小学生来说未免太难了些,但小豆豆倒是记得很准确。
(不过,小豆豆也只记得这一句了。)
聞き終わると、泰ちゃんは、少し感心したように、頭を二回くらい、軽く振ると、
「ふーん」
といった。
その頃には、他の生徒もきていて、みんなも、トットちゃんの、難しい言葉に尊敬と憧れを持ったらしく、
「ふーん」
といった。
トットちゃんは、いった。
「ねえ、校長先生に、校歌、作ってもらおうよ」
みんなも、そう思ったところだったから、
「そうしよう、そうしよう」
といって、みんなで、ゾロゾロ校長室に行った。
校長先生は、トットちゃんの歌を聞き、みんなの希望を聞くと、
「よし、じゃ、明日の朝までに作っておくよ」
といった。
みんなは、
「約束だよ」
といって、また、ゾロゾロ教室に戻った。
听完之后,泰二显出很佩服的样子,轻轻地摇了两下头,说了声:
“噢——”
这时,别的同学也来了,大家对小豆豆唱的难懂的歌词,都显出又尊敬又向往的样子,说着:
“噢——”
小豆豆说道:
“哎,我们请校长先生写一首校歌怎么样?”
大家也都有这个想法:
“就是,请校长先生写一首吧。”
说着,大伙儿向校长办公室走去。
校长先生听了小豆豆的歌,又听了大家的心愿,说:
“好的,明天早晨一定写好。”
大家说了声:“那就一言为定!”就又纷纷地回教室去了。
さて、次の日の朝だった。各教室に、校長先生から、“みんな、校庭に集まるように”ということづけがあった。トットちゃん達は、期待でむねをワクワクさせながら校庭に集まった。
校長先生は、校庭の真ん中に、黒板を運び出すと、いった。
「いいかい、君達の学校、トモエの校歌だよ」
そして黒板に、五線を書くと、次のように、オタマジャクシを並べた。
1=C2/4
(1.23|3.45|5.6|50||)
……
それから、校長先生は、手を指揮者のように、大きく上げると、
「さあ、一緒に歌おう!」
第二天早晨,每一个班级都接到了校长先生通知,要大家“全体到校园里集合”。小豆豆他们满怀期待,兴奋得心怦怦直跳。大家到校园里集合之后,校长先生站在校园的正中央,拿出一块黑板,说:
“大家看,这就是我们的学校——巴学园的校歌!”
说着,校长先生在黑板上画出五线谱,写了下面这样的小蝌蚪:
然后,校长先生把手高高地扬起来,像指挥家那样,说:
“来,大家一起唱!”
といって、手を振り下ろした。全校生徒、五十人はみんな、先生の声に合わせて歌った。
「トモエ、トモエ、トーモエ!」
「……これだけ?」
ちょっとした間があって、トットちゃんが聞いた。
校長先生は、得意そうに答えた。
「そうだよ」
トットちゃんは、ひどくがっかりした声で、先生に言った。
「もっと、むずかしいのが、よかったんだ。センゾクイケハアサケレドーみたいなの」
先生は、顔を真っ赤にして、笑いながらいった。
「いいかい?これ、いいと思うけどな」
結局、他の子供達も、
「こんなカンタンすぎるのなら、いらない」
といって、断った。
说着,校长把手向下挥去。全校五十名学生都随着先生唱了起来:
“巴学园,巴学园,巴——学——园!”
“……只有这些?”
趁着歌声停下的瞬间,小豆豆问道。校长先生很得意地回答:
“是啊!”
小豆豆大为失望,对校长先生说:
“再难一点就好了!就像‘洗足池水虽清浅……’这样的。”
先生脸红彤彤的,笑着说:
“不喜欢这一首吗?我倒觉得这个挺好的。”
结果,别的孩子们也说:
“这么简单的歌,还不如没有呢!”
先生は、ちょっと残念そうだったけど、別に怒りもしないで、黒板けしで消してしまった。トットちゃんは、すこし(先生に悪かったかな)と思ったけど(ほしかったのは、もっと偉そうなヤツだったんだもの、仕方がないや)と考えた。
本当は、、こんなに簡単で『学校を、そして子供たち』を愛する校長先生の気持ちがこもった校歌はなかったのに、子供達には、まだそれが分からなかった。そして、その後、子供たちも校歌のことは忘れ、先生も要らないと思ったのか、黒板けしで消したまま、最後まで、トモエには、校歌って、なかった。
也就是说,孩子们不肯接受这首校歌。先生看上去有点遗憾,但并没有生气,只是用黑板擦把校歌擦掉了。小豆豆觉得有点“对不起校长先生”,但是又想到“我们想要一首了不起的校歌,不想要这样的,这也是没有办法的呀”。
实际上,那首简单的校歌,饱含着校长先生“热爱学校、热爱孩子们”的感情,能把这种感情如此简练地表达出来的校歌,应该没有第二首了吧。可惜的是,孩子们还不能理解这些。后来,孩子们也都忘记了校歌的事。先生好像也觉得不需要了吧,因为他用黑板擦把校歌擦掉了。结果,巴学园始终没有校歌。
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今日主播
kuri
主播:kuri
小编:tsuki酱
责编:日语之声
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