気候変動で南極が緑色に?英研究
英国研究表明气候变动导致南极变绿?
南極大陸から細長く延びた南極半島(Antarctic Peninsula)の一部で、地球温度の上昇とともに藻類の大発生による「緑の雪」が広がり、一帯が緑色に変わると予想する研究結果が20日、発表された。
据20日发表的研究结果表明,从南极大陆细长延伸的南极半岛的一部分,随着地球温度的上升,藻类的大爆发带来的“绿雪”也会扩大,预计这一带将变成绿色。
しばしば、植物がまったく育たないと考えられがちな南極大陸だが、実際には数種の藻類が生育している。これらの藻類は解けかかった雪の上で育ち、大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収する。
常常被认为完全不生长植物的南极大陆,实际上生长着数种藻类。这些藻类生长在快要融化的雪上,吸收大气中的二氧化碳。
英ケンブリッジ大学(University ofCambridge)と英南極調査所(BAS)の研究チームは、世界で最も不毛な大陸で緑藻類が現在分布する面積を測定するために、衛星画像と地上観測を組み合わせて用いた。
英国剑桥大学和英国南极调查所的研究小组,为了测量世界上最荒芜的大陆上,绿藻类现在分布的面积,组合使用了卫星图片和地面观测。
その結果、雪上で緑藻類が大量に繁殖している独立した領域が南極半島全体で1600か所以上特定された。総表面積は1.9平方キロに及んでいた。
结果确定了南极半岛全体有,1600处以上雪上绿藻类大量繁殖的独立领域。总表面积达到1.9平方千米。
ケンブリッジ大植物科学部のマット・デイビー(Matt Davey)氏は、AFPの取材に「この数字は地球規模で見ると比較的小さいけれども、植物が非常に少ない南極では、この程度の植物資源でも極めて重要な意味を持つ」と語る。
剑桥大植物科学部的马特·戴比在接受AFP的采访时说“虽然这个数字从地球规模来看非常的小,但是在植物非常少的南极,这种程度的植物资源也具有非常重要的意义。”
「多くの人が、南極は雪とペンギンだけだと考えている。だが、周縁部には植物が大量に存在している」
“很多人认为南极只有雪和企鹅。但是,周边有大量植物存在。”
研究チームの推算によると、南極半島の藻類は現在、自動車の平均的な移動約87万5000回分に相当する量のCO2を吸収しているという。
根据研究小组推算,南极半岛的藻类现在吸收着相当于汽车的平均移动约87万5000次量的二氧化碳。
また、藻類繁殖領域の大半はペンギンのコロニー(営巣地)から5キロ以内に位置することを、研究チームは明らかにした。ペンギンのふんが優れた肥料になっているとされた。
此外,研究小组还明确了藻类繁殖领域的大半位于距企鹅的巢区5公里以内。企鹅的粪便被认为是优质肥料。
極地域は世界の他の地域よりもはるかに速いペースで温暖化が進行している。南極大陸の低海抜の沿岸地域では、雪のない夏に見舞われて藻類が消失する日も近いだろうと、研究チームは推測している。
极地地区比世界上其他地区温暖化速度更快。研究小组推测,南极大陆的低海拔沿岸地区,遇到没有雪的夏天,藻类消失的日子也将近了。
だが、沿岸部の藻類の消失は、気温が上昇して海抜がより高い地域にある雪が軟化するのに伴い、大規模な藻類繁殖領域が優勢となることで相殺される可能性が高く、「全体としては炭素隔離の増加」が起こると、研究チームは説明している。
但是,随着气温上升海拔更高地区的雪的软化,大规模藻类繁殖领域更有优势,沿岸的藻类的消失很可能被抵消,研究小组表示“整体上碳隔离的增加”将发生。