【ニューヨーク時事】台湾の頼清徳副総統は12日夜(日本時間13日午前)、南米パラグアイ訪問の経由地である米ニューヨークに到着した。
【ひと目で分かる】中国軍が軍事演習を行った区域
頼氏は来年1月13日の台湾総統選に与党・民進党から立候補する予定で、米国とのパイプを強化したい考えだ。
台湾総統府によると、頼氏はニューヨークに13日まで滞在する。頼氏はX(旧ツイッター)に、対台湾窓口機関の米国在台協会(AIT)幹部らの出迎えを受けたと投稿した。「一つの中国」原則を掲げる中国は、頼氏の訪米に強く反発している。
中国外務省は13日午前に発表した報道官談話で「断固とした反対」を表明。中国側は状況の推移を注視しているとして、「国家主権と領土一体性を守るため、断固として強力な措置を講じる」と威嚇した。
頼氏は14日にパラグアイを訪れ、翌15日のペニャ大統領就任式に出席。16~17日に米サンフランシスコを経由して18日に台湾に戻る。