皆さん、今日は
2016年11月3日、留学生の江歌がルームメイトだった劉鑫の元彼氏に殺害された。事件が起きてから、このほど、江歌さんの母親と劉さんが面会する様子を公開され、この事件が再び世間の注目を集めている。この事件について、ネット上のコメントが多く出されている。従って、今回は江歌事件をめぐり、3名の方に取材し、感想を語ってもらった。
張瑜さん:君子危うきに近寄らず
去年の11月3日、日本で中国の女子留学生江歌氏が他殺された事件が起きた。警察はいろんな調査を経て、ついに犯人を断定、逮捕した。その犯人は江氏の友達だった劉氏の元彼氏である。事の経緯(いきさつ)は、その日劉氏が元彼氏に尾行されていたから、江氏に助けを求めた。江氏は友達を守るために、自宅の外で犯人と口論したが故に、恨まれ、残忍に殺された。
この事件で、江氏は友達の命を守ったものの、自分の命を失った。彼女の両親は今だに痛ましい気持ちで一杯である。他人を守ることは間違いなく善行ではあるが、文字通り、君子危うきに近寄らず、如何にして危険から身を守るか、思わず考えさせられる。 劉氏から助けを求められた時、江氏は犯人と口論しても、問題解決に繋げないし、警察を呼ぶべきだったのに。体格からすれば、女性より男性の方が大きい、しかも力強いに決まっている。正面衝突を避けた方が良い。世の中で、お人好しがいれば、悪魔も存在する。劉氏が元彼氏を断ったものの、一脈の情が残されている。正に蓮根は切られても糸は繋がっている。これこそ悲劇を招く原因となった。従って、私達は友達や恋人を作る場合、用心深くしなければならない。何よりも命を大切にしておこうではないか。
◆◆◆
敏佳さん:真の友達とは何か
このところ江歌事件がネット上でクローズアップされた。同じく日本留学生の劉鑫が彼氏と別れてから、友達の江歌とアパートの1室に二人きりで住んでいた。事件が起きたその日、江歌が部屋の外で劉鑫の彼氏に殺害された。事件後、江歌の母親の話では、劉鑫がアパートにいるのに、危険に遭った娘がいくらドアを叩いても劉鑫は助けようとせずに、ドアを開けて上げなかったそうである。
私はここに誰かを責めようとするわけではないが、ただ江歌が殺害された後、劉鑫が「江歌と一緒にいることを思うと胸が痛い」と語った記事を読んだ時、「友達は一体なんなの」という疑問が脳裏に浮かんだ。「友達」の意味合いはなんなの、その定義はどうすれば正解だろうか。
別に私は友達が多いわけではないが、普段うまく付き合って、内緒話をする親友はたった2、3人ぐらいしかいない。その内には、15年間も付き合っている幼馴染みもいれば、もう一人純ちゃんという中学一年生の私の恩人と言っても過言ではない親友もいる。実はその時、私が水痘という急性伝染病に罹ったため、自宅で治療を受けなさいと医師から勧告された。それからというもの学校に行けなくなり、勉強が遅れてしまうのではないかと悩んだところを、純ちゃんは「じゃ、これから私は先生の講義した内容をそのまま伝え、敏ちゃんのやった宿題帳を先生に渡して上げるから」と私を慰めた。「水痘って、母の話で人に伝染しやすいって」と純ちゃんに打ち明けたら、純ちゃんは「平気平気」と私の肩を叩きながら答えた。その後、彼女は約束通り、放課後まっすぐ私の家に来て、勉強の事を手伝ってくれた。
いつも友達の思いやりを感じ、出会ってよかったと私は思う。真の友達は困った時に助けてくれた人だと言われるが、真の友達に対して、感謝の気持ちを心から表したいし、何時かは恩返しようと考え、心で決めた。
◆◆◆
席蕾さん:友達同士の距離感
最近、日本で留学した江歌氏が殺害されたという事件は国内で大騒ぎを起こしている。江歌氏は友達の劉氏を庇うため、劉氏の彼氏であった陳氏に口論し、殺害されたということである。
この事件についてネット上ではいろいろなコメントが出されている。大方劉氏の無責任感への批判の声であった。私は江歌氏の母親の悲しさに同情の念を禁じ得ない。一体陳氏が何故激憤して殺人までに至ったのかにつき、原因は複雑だと思う。一つは江歌氏の勇ましい行動が陳氏の不満を買ったに違いないだろう。もし、江歌氏が友達の劉氏に二人の間話し合いで問題解決をしようと勧めたら、決してこんな始末にならなかった筈である。しかし、無鉄砲な江歌氏は友達に荷担しすぎて友達の私生活まで干渉した疑いもあり、まるで自分の事のように取り扱い、友達との距離感すら無くしてしまった。
人生には誰しも一人か二人の友人があるに決まっている。友達が困った時に手を出し、助けて上げることが当たり前だが、人の代わりに遣って上げるよりで、いろいろとアドバイスをして上げた方がもっと人のためになるのではないかと思う。
◆◆◆
【特约评论】潘正平老师:恋敵同士の戦い
江歌事件について、ネット上のコメントと違った私なりの見方を述べます。
江歌の友達である劉鑫ですが、彼女は彼氏陳と別れてから、友達の江歌とアパートの1室に二人きりで住んでいたという事実から推定して、二人の関係が格別に好いことが分ります。ひょっとすると、この二人はレズビアン関係かも知れません。
聞いた所によると、陳はその両親がアメリカに在住、裕福な家庭にて生まれ育った御曹司だそうです。劉鑫はなぜ陳に付いて行かず、女性の江歌と一緒に居たのでしょう?恐らく彼女の心の中で男性より女性の方が好きで、江歌が彼女のタイプのようです。人間の性的志向は実はDNAが決め手です。
因みに、かつてこう言う記事を読んだことがあります。あるハンサムの男性(イケメン)が世界一のイタリア船主の娘と婚約し、その結婚日の前夜、別の男に一目惚れになり、一緒にどこかへ逃げたということです。
一方、陳は彼女を江歌に奪わられて、どうしても納得行かず、真っ向から江歌と口論し、癪に触って、恋敵を容赦なく殺したと考えられます。
事の真相は如何(いかん)?はともかく、私は刑事でもあるまいし、知る由もありませんから、以上の論点はあくまでも想像したもので、フィクション・ストーリになるかも分りません。
编稿:赵越婷
校对:潘正平