白熊カフェ
第九話
ペンギンさんの告白
白熊:クロワッサン(croissant)もいけるね。
白熊:羊角面包也不错。
パンダ:これに竹の葉を練りこんだら、もっと美味しくなるんじゃない?
熊猫:要是放入竹叶的话,不是更美味吗?
笹子:それはどうかな?それより、パンダあんぱんっていうのが、あるみたいだよ。
笹子:那怎么说呢?比起那个,好像有一种熊猫红豆包哦。
パンダ:本当?ねえ、ペンギンさん、次はそのパンダあんぱんを〜
熊猫:真的吗?喂,企鹅先生,下次就给我那种红豆包~
ペンギン:ああ、もう〜僕は別にパンを買うためにパン屋に行ってるわけじゃないんだよ!ペンコさんを〜その〜デートに誘いたいんだよ〜
企鹅:啊,真是的,我又不是为了买面包采取面包房的,我是为了去约企子小姐的。
パンダ:知ってるよ、そんなの。でも、結局いつもパンを買って帰ってくるだけじゃない?
熊猫:知道啦,那件事。但是,结果不都是买了面包回来吗?
ペンギン:だって〜
企鹅:所以说……
笹子:いっそ、告白しちゃったら、どうです?
笹子:直接告白怎么样?
ペンギン:そんな!
企鹅:那样怎么行!
白熊:小さな一歩を恐れる時は〜大きな一歩を踏み出すときである。フランスの古い格言だよ。
白熊:当你担心小小的一步的时候,就是你要跨出大大的一步的时候。这是法国古老的格言哦。
ペンギン:大きな一歩を踏み出すとき〜
企鹅:大大的一步跨出去的时候……
白熊:嘘だけど。
白熊:我瞎编的。
ペンギン:小さな一歩〜大きな一歩〜決めた!僕はやるよ。
企鹅:小小的一步,大大的一步,决定了,我要去做这件事!
笹子:やるって、まさか〜
笹子:做这件事?难道?
ペンギン:ペンコさんに告白する〜
企鹅:要像企子小姐表白。
白熊:告白?
白熊:表白?
ペンギン:ごめん!今の僕はダジャレにつきあってる暇はないの。早速行ってくるよ!
企鹅:不好意思,现在的我可没空陪你讲冷笑话。我得快点走了。
パンダ:いっちゃった。
熊猫:他走了呢。
白熊:ヒャッハー!
白熊:哼哼哈嘿!
笹子:それは極悪?
笹子:那是坏小子?
ペンギン:でも、どうやって言おう?
企鹅:但是,应该怎么说呢?
パンダ:ノープラン(no plan)なの?
熊猫:没有计划吗?
ペンギン:あたりまえでしょ。さっき、思い立ったんだから。どうしたらいいかな?
企鹅:当然啦。我是刚刚才想起来的嘛。怎么样才好呢?
白熊:例えば、クジャクは羽を広げて愛の告白をするよね。
白熊:比如说,孔雀是靠把羽毛张开来表白的。
ペンギン:なるほど。こんな感じ?
企鹅:原来如此,这种感觉吗?
パンダ:地味だね。
熊猫:好一般啊。
ペンギン:じゃあ、他には?
企鹅:那么,其他的方法呢?
白熊:軍艦鳥は赤い喉袋を膨らますらしいよ。
白熊:军舰鸟好像是鼓起红色的喉袋。
笹子:あんまり変わりませんね。
笹子:没怎么变化呢。
パンダ:もっとふくらまないの?
熊猫:不能再膨胀一点吗?
白熊:リクガメは甲羅アタック、囓みつきマウントだよ。
白熊:陆龟会敲击对方的甲壳,然后咬,爬到背上去。
パンダ:え?ブロレス?
熊猫:哎?职业摔跤?
笹子:嚙みつきは反則じゃないですか?
笹子:咬的话不是违反规则了吗?
パンダ:悪だね、かっこいい!あれ、でもペンギンさん甲羅ないよ。
熊猫:坏坏的,不过很帅呢!啊,但是企鹅先生没有甲壳啊。
白熊:お皿つけたら?カッパ?
白熊:用盘子的花怎么样?像河童?
パンダ:カッパって、なんていって告白するの?
熊猫:河童的话,是怎么告白的呢?
ペンギン:ちょっと、まじめに考えてよ!もう、どうしていいか?わからないよ。最悪だ、世界の終わりだ。
企鹅:等会儿,你们认真考虑了再说!怎么样才好呢?不知道呢。真是糟糕透了,像是到了世界的终点了。
笹子:やっぱり好きですってシンプルなのがいちばんですよ。
笹子:果然还是简单地说喜欢最好了。
ペンギン:ええ?あからさますぎない?それじゃあ、好きってバレちゃうよ。
企鹅:哎?不是太直白了吗?那样的话,就知道我喜欢她了。
笹子:告白するんじゃないんですか?
笹子:你不就是要表白吗?
ペンギン:そうだった。わかった、シンプルに頑張るよ。
企鹅:这样啊,我知道了,我会用简单的方法加油的。
白熊:それじゃあ、行こうか。
白熊:那样的话,走吧。
ペンギン:ついてくる気?
企鹅:你是想要一起去吗?
白熊:昔の武将はこう言った、一本の矢なら折れるが、三本の矢なら折れないと。えっと、三人寄れば文殊の知恵。
白熊:以前有个武将曾经这么说过,一根箭的话会折断,三根箭的话就不会折断。哎,三个人的智慧比得上文殊菩萨。
パンダ:モンキーの知恵?
熊猫:赤猴的智慧?
笹子:それじゃあ、猿知恵になっちゃうよ。
笹子:那样不是耍小聪明了吗?
ペンギン:一人で大丈夫だから、来ないでね!
企鹅:我一个人没事的,你们别来哦。
笹子:うまくいくといいですね。あれ?
笹子:希望能够顺利呢,哎?人呢?
ペンギン:好きです!これ、受け取ってください。よし、言える、言えるぞ!行くぞ、よし、行くぞ〜
好きです、これ受け取ってください!よし、好きです、ペンコさん!これ、受け取ってください!好きです、好きです、これ受け取ってください!
企鹅:我喜欢你,这个,请收下。好的,说出来,说出来!快走,好的,快走!
我喜欢你这个,请收下。好的,我喜欢你,企子小姐!这个请务必手下,我喜欢你,我喜欢你,这个请一定收下!
パンダ:あれ、何?何かのおまじない?
熊猫:哎?那是啥?那是什么咒语吗?
白熊:恋する者はそれが意味のない行為だとしても、幾度となく繰り返してしまう。
白熊:恋爱中的人就是会做一些没有意义的行为,而且会做好几次。
パンダ:また古い格言?
熊猫:又是古老的格言?
白熊:ううん、いずれペンギンさんが作る未来の格言。
白熊:不是哦,是将来企鹅先生发明的格言。
ペンギン:やっぱり、僕に告白なんて無理なのかなあ。もし、彼女は僕の愛を受け入れてくれたら〜
嬉しいよ、ペンコさん。嬉しいよ、ペンコさん。美味しいよ、ペンコさん。嬉しいよ、イテッ!あ、しまった!いけない、いけない夢の世界に浸ってしまった。でも、夢が現実になる可能性はある。そのためにも頑張らなくっちゃ!
企鹅:果然我还是没法表白啊。如果她能够接受我的爱的话……
我太高兴了,企子小姐。我太高兴了,企子小姐。好美味啊,企子小姐。太高兴了,好疼……啊,不好了,不行,我不能沉浸在梦中的世界里。但是梦是可能会变成现实的。为了那样一定要加油啊。
パンダ:あ、よかった、行ったよ。
熊猫:啊,太好了,他出发了。
白熊:うん、よかった。
白熊:嗯,太好了。
ペンギン:僕は言う、言うよ!ペンコさん!
企鹅:我要说,要说了。企子小姐!
パンダ:ペンギンさん、なかなか起きないね。もう帰ろうかな!
熊猫:企鹅先生,好像起不来了,还是回去吧。
ペンギン:あれ?僕〜そうだ!ペンコさんに告白!でも、今日はやっばやめとこうかな。なんか空回りしてる感じだし。いや、思い立ったが吉日。けどなあ、なんか調子悪い気もするしな。いやいや、そんなこと言ってちゃダメだ!でもなあ〜
企鹅:哎?我……对了,我是在跟企子小姐表白。但是今天还是做不到啊。总有一种空手回来的感觉。不,今天就是吉日。但是,总觉得今天状态有点差。不不,那样说是不行的。但是啊……
パンダ:ねえ、まだ?
熊猫:喂,还没有想好?
白熊:待ちくたびれたよ。
白熊:我都等的不耐烦了。
ペンギン:えっ?なんで二人ともいるの?こないでって言ったのに!
企鹅:哎?为什么你们两在这里?都说了别跟来了。
パンダ:早くしてよ、僕もうお腹すいたよ。
熊猫:早点做好吧,我独自都饿了。
ペンギン:知らないよ!
企鹅:跟我有毛线关系!
白熊:しないの?告白。
白熊:你不表白了?
ペンギン:そ〜それは〜
企鹅:那,那个嘛……
白熊:古きローマの詩人は言った、幸運と愛は勇者と共にあり。
白熊:古时候有位罗马仕人曾经说过,幸运和爱是跟勇者在一起的。
ペンギン:勇者と共に?
企鹅:和勇者在一起?
パンダ:幸運も愛もその勇者って人のところにあるってことだね。今から行こう。
熊猫:幸运和爱都是在那个叫勇者的人那里的啊,那现在赶紧走啊。
ペンギン:行くのはペンコさんのところ!
企鹅:我要去的地方是企子小姐那里。
パンダ:そうなの?
熊猫:那样吗?
ペンギン:よし、行くぞ!って、二人ともついてこないで!いうぞ、いうぞ!なんでいざっていう時邪魔するの?
企鹅:好的,走吧,你们两别跟来了。说吧,说吧,为什么又在关键的时候跑来妨碍我!
パンダ:パンダあんパンが気になっちゃって。
熊猫:因为我喜欢熊猫红豆包啊。
ペンギン:わかったよ、買ってきてあげるよ。だから帰ってよ!ほら、帰って帰って!
あの〜あの〜
企鹅:我明白啦,给你买就是了。所以说赶紧回去,回去,回去!
那个……那个……
パンダ:大丈夫かな?ぺんぎンさん。
熊猫:企鹅先生没问题吧?
ぺんぎン:おい!やった、やったよ!
企鹅:啊,我做到了,我做到了!
パンダ:おめでとう!ぺんぎンさん!
熊猫:恭喜你,企鹅先生!
笹子:へえ?じゃあうまくいったんですね。
笹子:哎?那么成功了。
ペンギン:いやあ本当まいっちゃう。
企鹅:哎呀,怎么说才好呢。
笹子:それで、ペンコさんは何で?
笹子:那样的话,企子小姐怎么说的?
ペンギン:うん?知りたい?
企鹅:嗯,想知道吗?
笹子:もう、詳しく教えてくださいよ。
笹子:真是的,赶紧详细地告诉我们啊。
ペンギン:実はね、ペンコさん僕の顔を覚えててくれたみたいでね。
’よかったら、どうぞ’って、これ〜なんとサービス券もらったの!
ちょっと多めいにって三枚も、ねっ、サービス券をサービスだよ!
企鹅:实际上,企子小姐好像记得我的脸。
‘太好了,这个给你…… ’然后给了我优惠券。
说是多给一点,就给了三张。优惠券上也给了优惠了哦。
笹子:あのう、告白は?
笹子:那个,表白呢?
ペンギン:それどころじゃないよ!なんと受け取る時にちょっと手が触れちゃったんだよ。どうしよう?もう手洗わない!洗えないよ!洗いたくないよ!
企鹅:不是说那个的时候啦。我在接券的时候碰到她的手了。怎么办?手不想洗了,不想洗了,不洗了。
白熊:一枚のサービス券はサービス券だが、三枚なら、やっぱりサービス券だ。
百姓:一张优惠券是优惠券,三张的话,果然还是优惠券啊。
笹子:それを言っちゃダメですよ。
笹子:可别这么说哦。
ペンギン:パンダ君聞いてる?
企鹅:熊猫君听到了吗?
パンダ:聞いてるよ。
熊猫:听到了哦
ペンギン:笹子さん、ほら!もう、幸せ!
企鹅:笹子小结,看,真是的,我好幸福。