蓝水仙,红水仙
梦野久作
2026.9.28.
歌子教朋友把水仙的根部砍断,用红色和蓝色颜料填好,埋在院子的角落里。我每天都给它浇水,希望它能快点发芽,开出红色和蓝色的水仙花,可是怎么也不发芽。
有一天,我从学校回来,立刻来到院子里。父亲把整个院子都挖出来当作田地。看了看歌子,
“呀,歌子啊!爸爸不小心干了坏事,把你最宝贝的两朵水仙花都用锄头砍成两半,扔到后院的草原去了,饶了我吧!”下次水仙花盛开的时候,我给你买大**水仙花。
向您道歉了。
子终于忍住了想哭的冲动,在后面的草原上寻找,但是已经找不到了。晚上躺在被子里哭着睡着了,心里想:“**水仙不要了。听说那水仙很可爱。已经不能浇水了吗?”
第二天,从学校回家的时候,歌子一边抽抽搭搭地回家,一边说:“即使回到家,也不能给水仙浇水了,真无聊啊。”途中,两个漂亮的小姐出来亲热地走到她身边。过来,
“你为什么哭?”
问道。歌子小姐说明了原因,她亲切地说:“那就和我们一起玩吧。”然后就一起回了家。
两人真是安静无声的孩子。两人都白得像雪一样,辫子上系着金色的稻子,一个系着红色的缎带,一个系着蓝色的缎带。歌子觉得有点不可思议,问道。
“你们穿着那么浅绿色的衣服,不冷吗?”
“没有,一点儿也没有。”
“你叫什么名字?”
花子,我叫玉子。”
“您在哪里?”
两人相视一笑。
“最近我到附近来了,请去玩吧。”
歌子小姐每天都温驯老实地三个人一起玩耍。看看书,写写画画,玩玩布口袋,太阳下山后,两人聚在一起。
“再见。”
回去了。妈妈,
真是个温文尔雅、气质高雅的小姐,和歌女一起玩,搞不清她在不在家里。”
我很高兴和父亲谈了起来。
不久就到了正月。
子想做个初梦,睡了一觉,两个常来的小姐一起来到枕边,很高兴地说:
“今天是来告别的。”
说。
子吓了一跳,但想到这一定是梦,就放心了。
“啊,你要去哪里?”
问了。两人非常不好意思地说:
“现在得去后面的草原,请进来玩吧。”
说着说着,两人的身影消失了。歌子猛地醒了过来,这时她才意识到:
“那么,水仙精灵来玩了?”
等不及天亮,就去草原看了看。
草原上枯黄的草地上,有一株水仙花翠绿地延伸着,蓝、红两色的花朵美丽地盛开着。
青水仙、赤水仙
夢野久作
うた子さんは友達に教わって、水仙の根を切り割って、赤い絵の具と青い絵の具を入れて、お庭の隅に埋めておきました。早く芽が出て、赤と青の水仙の花が咲けばいいと、毎日水をやっておりましたが、いつまでも芽が出ません。
ある日、学校から帰ってすぐにお庭に来てみると、大変です。お父様がお庭中をすっかり掘り返して、畠にしておいでになります。そうしてうた子さんを見ると、
「やあ、うた子か。お父さんはうっかりして悪い事をした。お前の大切な水仙を二つとも鍬くわで半分に切ってしまったから、裏の草原くさはらへ棄ててしまった。勘弁してくれ。その代り、今度水仙の花が咲く頃になったら、大きな支那水仙を買ってやるから」
とおあやまりになりました。
うた子さんは泣きたいのをやっと我慢して、裏の草原くさはらを探しましたが、もう見つかりませんでした。そうしてその晩蒲団ふとんの中で、「支那水仙は要らない。あの水仙が可愛いそうだ。もう水をやる事が出来ないのか」といろいろ考えながら泣いて寝ました。
あくる日、学校から帰る時にうた子さんは、「もううちへ帰っても、水仙に水をやる事が出来ないからつまらないなあ」とシクシク泣きながら帰って来ますと、途中で二人の綺麗なお嬢さんが出て来て、なれなれしくそばへ寄って、
「あなた、なぜ泣いていらっしゃるの」
とたずねました。うた子さんがわけを話すと、それでは私たちと遊んで下さいましなと親切に云いながら、連れ立っておうちへ帰りました。
二人はほんとに静かな音なしい児でした。顔色は二人共雪のように白く、おさげに黄金の稲飾りを付けて、一人は赤の、一人は青のリボンを結んでおりました。うた子さんはすこし不思議に思って尋ねました。
「あなたたちはそんな薄い緑色の着物を着て、寒くはありませんか」
「いいえ、ちっとも」
「お名前は何とおっしゃるの」
「花子、玉子と申します」
「どこにいらっしゃるのですか」
二人は顔を見合わせてにっこり笑いました。
「この頃御近所に来たのです。どうぞ遊んで下さいましね」
うた子さんはそれから毎日、三人で温順おとなしく遊びました。本を見たり、絵や字をかいたり、お手玉をしたりして日が暮れると、二人は揃って、
「さようなら」
と帰って行きました。お母さんは、
「ほんとに温順おとなしい、品のいいお嬢さんですこと。うた子と遊んでいると、うちにいるかいないかわからない位ですわね」
とお父さんと話し合って喜んでおいでになりました。
そのうちにお正月になりました。
うた子さんは初夢を見ようと思って寝ますと、いつも来るお嬢さんが二人揃って枕元に来て、さもうれしそうに、
「今日はおわかれに来ました」
と云いました。
うた子さんはびっくりしましたが、これはきっと夢だと思いましたから安心して、
「まあ、どこへいらっしゃるの」
と尋ねました。二人は極きまりわるそうに、
「今から裏の草原くさはらに行かねばなりません。どうぞ遊びに入らっして下さいね」
と云ううちに、二人の姿は消えてしまいました。うた子さんはハッと眼をさましましたが、この時やっと気がつきまして、
「それじゃ、水仙の精が遊びに来てくれたのか」
と、夜の明けるのを待ちかねて草原くさはらへ行ってみました。
草原くさはらは黄色く枯れてしまっている中に、水仙が一本青々と延びていて、青と赤と二いろの花が美しく咲き並んでおりました。