第一章 2 運がよくなる言葉を使う

否定的な言葉は絶対に使わない


自分がいつも使っている言葉が、自分の未来をつくっています。

日本には「言霊」という考え方があり、「言葉には力が宿っている」とされています。唱えているだけでご利益があるとされている言葉はたくさんあり、神社などで唱える「祝詞」は、良い言霊の言葉をつなげた代表例ですよね。

意味は分からなくでも唱えているだけ縁起のいい言葉があるとすれば、意味を分かって、気持ちを込めて口に出している言葉から何も影響を受けないはずがありません。あまりの人にいつも言われる言葉、自分が発している言葉は、知らないうちに影響を受けているのです。

前項で、「子供に”運がいいね”といえばそうなる」ということを書きましたが、大人でも全く同じです。

「あなたは難しいと思う、できないと思う、やめたほうがいいよ」と毎日言われ続けていれば、どんなに自分が前向きな気持ちでいても、「どうだよね、やっぱり難しいよね、やめようかな」という気持ちにだんだんとなっていきます。

まったく同じ状況でも、「あなたならできるよ、絶対に大丈夫よ」と言われ続ければ、「そうかな、そうかもしれない、多分できる。。。。。きっとできる」という気持ちなっていくと思います。それが続いていけば、実際に前向きな行動に移すことにつながるでしょう。

この場合、実際の行動に移すようになったのは実力が上がったからではありません。「その気」になったからです。子供に「運がいいね」と言うとそうなるのは、言われ続けているうちに子供が「その気」になるからです。そして、「自分が運がいいんだ」という意識にカチッと切り替わると、実際どのぐらい運がいいかに関係なく、その言霊が運のいいことを引き寄せてくれるのです。

もちろん、自分に対していっている言葉にも注意する必要があります。

・私にはできない

・本当はしたいけど、無理だと思う

・ここまではできるけど、そこから先はありえない

・きっとうまくいかない

というような言葉を頻繁に使っていると、聞いているうちに、自分が「その気」になってしまうのです!

それを聞いている周りも、あなたを「そういう目」で眺めるようになるでしょう。本人が「無理」と思っているのですから無理に決まっていますよね。そして、「この人はできない」という意識集まってきます。他人がサラッと言った言葉ならともかく、わざわざ自分の言葉で自分の可能性を限定するのは本当にもったいないことだと思うのです。

「言った言葉がそのまま現実になる」と思い、あえて余計な一言を言わないように注意してみてください。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

译文:

消极的语言千万不要说

自己说的话,造就了自己的未来。


今日から悪口は言わない!と決める


人の悪口をいうと運が悪くなる、とされているのはなぜでしょうか?

それは、他人の悪く言っている時、その嫌な言葉は一番たくさん聞いているのは自分だからです。他の人のことを言っているようで、実は自分自身にマイナスのエネルギーを浴びせ続けていることになるのです。

あの人は嫌な人だ、嫌われている、嫌な目に遭えばいい......みんな、自分に言っている言葉です。

あなたの意識は「この言葉は自分のことではなく、別の人のことを言っている」とは思ってくれません。シンプルに、あなたに使っている言葉のとおりに未来を引き寄せてしまいます。ですから、他人の悪口を言えば言うほど自分の運は下がります。

人の批判をいつまでもしている時、それは「自分はみんなに嫌われている最悪の人だ」というエネルギーを振りまいていることになるのです。「人の批判や悪口はできるだけ言わないようにしよう」と思っている程度で変わりません。あえて、「今日は境に、いっさい言わないことにする!」と決めてみてください。

ちょっとずつ減らすのではなく、一気に「ゼロ」にするのです。

最後はプラスの言葉で終わらせる


もし、思わずマイナスの言葉を言ってしまったときは、プラスの言葉で終わらせるようにしてみてください。人間ですから、思わずマイナスの言葉が出てしまうことはあります。「私ってどうしてダメなんだろう......あ、でもこれから気を付ければいいんだわ」「あれがうまくいかなかったらどうしよう......と思ったけどと、今のは気になるあまりに思わず心配してしまっただけで、今のはナシ!!」などと、自分の中でよい印象でおわるようにするのです。

マイナスの言葉を吐きっぱなしでおわると、しばらくはその言葉に縛られることになります。例えば、人の悪口さんざん言った後は(たとえ周りの人につき合っただけでも)、後味が悪くなりませんか?相手のためを思って怒るようなときでも、頭から感情的に怒鳴りつけたでけで終わったら、そのマイナスの感情がしばらく残りませんか。言葉は知らない間にエネルギーを持って、言われた人よりも言った人を縛るのです。思わず言ってしまったときは、自分の気が晴れるように「いいイメージの言葉」で終わりにさせてください。

植物やモノにも話しかける


植物に「大きくなってね」と話しかけながら育てると、何も声をかけないととよりも早く花が咲いたり、大きくなったりする、という話を聞いたことはありませんか?植物も生きていることを思えば、言葉の影響を受けるのも当然のことに思えます。

また、「ありがとう」という言葉をかけ続けた「水」の結晶を写真に撮ると、線対称の美しい結晶ができているのに、「馬鹿やろう」という言葉をかけ続けた「水」は、結晶どころかグチャグチャの形しか作らない、という研究もあります。

私の尊敬する知人の一人に、素晴らしい別荘を持っている人がいます。

敷地の大きいものやに内装の素晴らしいもの、手間隙をかけている豪華な別荘数多くあると思いますが、この人の場合は「この家を購入した頃からますます運がよくなり、この家が人との縁をつなげてくれている」と感じるそうです。

実際、この別荘はいつも人の笑い声があふれていて、お邪魔するととても楽しい気分になります。おもてなしの素晴らしさやそこにいる人たちの会話の楽しさからくるものだけではなく、確かに、その家自体が発している温かく楽しいパワーがあるのです。

その家の持ち主は、いつも「君は本当にいい家だねえ」と話かけているそうです。その言葉をその家は毎日聞いているですから、持ち主や家族、訪問客にも影響を与えているに違いありません。

以前、出先で車のエンジンがおかしくなり、突然動かなくなってしまったことがありました。このとき、この人の別荘の話を思い出し、「毎日動いてくれていて本当にありがとう。それなのになかなか洗車に出さないし、雑に扱っていてごめんね。本当にご苦労様」と話しかけていたら、突然エンジンが復活したことがありました。ノロノロでしたが近くの修理場まではうがいてくれたので、本当に助かり、それ以来、日ごろお世話になっているモノ、好きなもの、活躍してくれていそうなモノには、日頃の感謝をこめて話しかけるようにしています。

例えば、母が家族の靴(特に、毎日会社へ通う弟の靴)を磨くときには、「いつも支えてくれてありがとう」と思いながら磨いているそうです。すると靴が突然光り出し……ということはないそうですが、ちょっと意識するだけで、まるで靴が生きているように感じて気持ち良くなるそうです。

自分にとっての大切なこと(例えば仕事の会議、講演会、コンサート、試合、など)「ここが勝負!」というときの前に、自分が使う道具などに「自分も頑張るから宜しく頼むよ、しっかりやってね」と必ず話かける、という人もたくさんいます。すべてのものに波動があることを考えると、このような思いで接している人と、粗雑に扱っている人で違いがあって当然だと思います。

モノの側にしてみれば、いつも自分に目をかけて信頼してくれればうれしくなって力を発揮するのです。

「いつも頑張ってくれてありがとう」そう思うだけで、そのものを自分が支えている大切なものに感じると思います。

自分への「ほめ言葉」はそのまま受け取る

お世辞でもなんでも、褒められたら「ありがとうございます。お蔭さまで」とそのまま素直に受け取ることです。もちろん日本の場合、ある程度の謙遜は必要です。自然に謙遜の一言が出てくるのは大切なことです。

でも、必要以上に謙遜したり、いつまでも否定し続けたりしていると、せっかく自分に集まったプラスのエネルギーを拒否することになってしまうので、必要以上に謙遜することなく、相手の言葉を素直に受け取ることです。

褒められたことをそのまま受け取って「その気」になると、本来はそれほど得意ではなかったことでも得意になっていきます。

私は自分の本の表紙や挿絵は自分で描いているのですが、決して絵が得意なわけではありませんでした。小さい頃から絵が上手な子供ではなかったし、美術が得意だったり、漫画やイラストがさらさらっ描けたりするタイプでもありませんでした。本の中で伝えたいことがあるときに、文章よりもイメージが先行しているので、「文章で表現しきれないところに代わりに絵をつけた」というのが、本に挿絵がついた始まりだったのです「文章が足りない、ともいえます」。ところが、「この絵が分かりやすい」「意味がある」とほめてくださる人が増えて、それをそのまま受け取っているうちに、「私って、結構絵が得意なのあもしれない」と思い初めあした。上手ではないけれど、これはこれでいいのかも、と思うようになったのです。

すると、ますますぴったりの絵が浮かぶようになるし、描いている時も楽しく自然になってきます。下手なりにだんだんと上達していくのを感じて面白くなってくるのです。

運のいい人は、みんなすぐに「その気」になります。褒められたことをそのまま素直に受け取っているからです。「その気」になっただけで、先の行動を変わります。褒められたら、「その気」になるチャンス、自分の才能を伸ばすチャンスやってきた!と喜べばいいのです。

最后编辑于
©著作权归作者所有,转载或内容合作请联系作者
  • 序言:七十年代末,一起剥皮案震惊了整个滨河市,随后出现的几起案子,更是在滨河造成了极大的恐慌,老刑警刘岩,带你破解...
    沈念sama阅读 214,776评论 6 496
  • 序言:滨河连续发生了三起死亡事件,死亡现场离奇诡异,居然都是意外死亡,警方通过查阅死者的电脑和手机,发现死者居然都...
    沈念sama阅读 91,527评论 3 389
  • 文/潘晓璐 我一进店门,熙熙楼的掌柜王于贵愁眉苦脸地迎上来,“玉大人,你说我怎么就摊上这事。” “怎么了?”我有些...
    开封第一讲书人阅读 160,361评论 0 350
  • 文/不坏的土叔 我叫张陵,是天一观的道长。 经常有香客问我,道长,这世上最难降的妖魔是什么? 我笑而不...
    开封第一讲书人阅读 57,430评论 1 288
  • 正文 为了忘掉前任,我火速办了婚礼,结果婚礼上,老公的妹妹穿的比我还像新娘。我一直安慰自己,他们只是感情好,可当我...
    茶点故事阅读 66,511评论 6 386
  • 文/花漫 我一把揭开白布。 她就那样静静地躺着,像睡着了一般。 火红的嫁衣衬着肌肤如雪。 梳的纹丝不乱的头发上,一...
    开封第一讲书人阅读 50,544评论 1 293
  • 那天,我揣着相机与录音,去河边找鬼。 笑死,一个胖子当着我的面吹牛,可吹牛的内容都是我干的。 我是一名探鬼主播,决...
    沈念sama阅读 39,561评论 3 414
  • 文/苍兰香墨 我猛地睁开眼,长吁一口气:“原来是场噩梦啊……” “哼!你这毒妇竟也来了?” 一声冷哼从身侧响起,我...
    开封第一讲书人阅读 38,315评论 0 270
  • 序言:老挝万荣一对情侣失踪,失踪者是张志新(化名)和其女友刘颖,没想到半个月后,有当地人在树林里发现了一具尸体,经...
    沈念sama阅读 44,763评论 1 307
  • 正文 独居荒郊野岭守林人离奇死亡,尸身上长有42处带血的脓包…… 初始之章·张勋 以下内容为张勋视角 年9月15日...
    茶点故事阅读 37,070评论 2 330
  • 正文 我和宋清朗相恋三年,在试婚纱的时候发现自己被绿了。 大学时的朋友给我发了我未婚夫和他白月光在一起吃饭的照片。...
    茶点故事阅读 39,235评论 1 343
  • 序言:一个原本活蹦乱跳的男人离奇死亡,死状恐怖,灵堂内的尸体忽然破棺而出,到底是诈尸还是另有隐情,我是刑警宁泽,带...
    沈念sama阅读 34,911评论 5 338
  • 正文 年R本政府宣布,位于F岛的核电站,受9级特大地震影响,放射性物质发生泄漏。R本人自食恶果不足惜,却给世界环境...
    茶点故事阅读 40,554评论 3 322
  • 文/蒙蒙 一、第九天 我趴在偏房一处隐蔽的房顶上张望。 院中可真热闹,春花似锦、人声如沸。这庄子的主人今日做“春日...
    开封第一讲书人阅读 31,173评论 0 21
  • 文/苍兰香墨 我抬头看了看天上的太阳。三九已至,却和暖如春,着一层夹袄步出监牢的瞬间,已是汗流浃背。 一阵脚步声响...
    开封第一讲书人阅读 32,424评论 1 268
  • 我被黑心中介骗来泰国打工, 没想到刚下飞机就差点儿被人妖公主榨干…… 1. 我叫王不留,地道东北人。 一个月前我还...
    沈念sama阅读 47,106评论 2 365
  • 正文 我出身青楼,却偏偏与公主长得像,于是被迫代替她去往敌国和亲。 传闻我的和亲对象是个残疾皇子,可洞房花烛夜当晚...
    茶点故事阅读 44,103评论 2 352

推荐阅读更多精彩内容

  • 1.暗闇より夜魔来たる-1あなたはきっとこんな私をお許しにはならないでしょう…ですが、私はあなたを守る以外の何かを...
    波沙诺瓦阅读 3,254评论 0 7
  • 1.暗闇より夜魔来たる-1あなたはきっとこんな私をお許しにはならないでしょう…ですが、私はあなたを守る以外の何かを...
    波沙诺瓦阅读 1,925评论 1 2
  • 陽の光 闇の月 陽も月も異なれど、同じように地上を照らす。けれど、両者は決してまみえることはない。陽が輝くとき月は...
    波沙诺瓦阅读 2,248评论 0 7
  • 小西的手表定的闹钟是6:50,一早就叫起来,迷迷糊糊让她关掉,她说不会关,把胳膊伸过来,我迷迷糊糊帮她关掉,说我们...
    展翅飞_2012阅读 202评论 0 0
  • 此刻,我正在中部一个小镇,坐着揺揺晃晃的火车去京城的日子。和大多数上班族一样我也是这个时候去上班。满满的不舍但又必...
    不跳不笑阅读 237评论 0 0