【共读连载】情书(25)

皆さん、こんばんは。又到了周三日语共读的时间啦~陪伴大家已久的


《情书》


今天迎来了第25回~一起来倾听主播超酱的声音吧~

情   书

    《情书》是日本作家岩井俊二的长篇小说,也是其成名作,首次出版于1995年。小说由一个同名同姓的误会展开,通过两个女子书信的交流,以舒缓的笔调细致的展现了两段可贵的爱情。

25

そこまで書いたあたりで目が醒めた、もう真夜中だった、びっしょり汗をかいていた。一体どこからが夢だったんだろう。それもよくわからなかった。あたしはベットから起きだしてトイレに降りた。そして用が済んで、また階段を昇ろうとしているところにママが顔を出した。


刚到这里,梦就醒了。已经是午夜了,我浑身被汗湿透。到底从哪里开始是做梦呢?我也不很清楚。我起床去厕所。上完厕所,正要上楼,妈妈探出头来。

「大丈夫?」

「うん。今。いいとこ。最終ラウンド」

「何言ってるの。すごい汗かいてるじゃない。パジャマ着替えなさいね」

「うん」

“没事吧?”

“恩,现在好了,快取得最后的胜利了。”

“胡说,不是又出了很多汗吗?换一换睡衣。”

“恩。”

あたしはふわふわと階段を昇り、部屋に戻った。そして箪笥から新しいパジャマをだ出して袖を通そうとしたが、真っ暗で袖がどこなのかよくわからなかった、頭までかかぶったまままであたしはスタンドの灯りを付けた。そして首を抜いて袖を探していると、机の上に妙なものを見つけた。

一升瓶のまむし酒だった。中にはやけに大きなまむしが一匹漬けられていた。

そこではあたしはまたしても目を覚ます。


我摇摇晃晃地上了楼梯,回到房间。从衣柜里取出新睡衣,想要套上袖子,但是黑暗中找不到袖子在哪儿。我把睡衣罩在脑袋上,打开落地灯。伸出脑袋找袖口时,发现桌上有一件奇怪的东西。

那是一瓶一升装的蝮蛇酒,里面泡着一条硕大无比的蝮蛇。

我又醒了。

そんな夢現(ゆめうつつ)の境を漂いながら朝を迎えた。ダイニングテーブルに座って朝のお粥を前にしても、何かまだ夢現な気分だった。

「おはようさんです!」

朝から元気な声が玄関口で聞こえた。


我在这样的半梦半醒之间徘徊,终于迎来了清晨。坐在餐桌旁面对着早餐的粥时,总觉得自己还在半梦半醒的状态之中。

“早上好!”

一大早,门口就传来了劲头十足的问候声。

「阿部粕さん?」

「そう、一緒に新しいマンション見に行くのよ」

「あ、いいな。あたしも行きたい!」

「何言ってるの!病人の癖に」

「部屋見るぐらい平気よ」

ママはあたしを無視して一旦、部屋を出て行ったが、すぐに引き返してきて、

「すぐ支度できる?」

あたしは急いで服を着替えた

“阿部柏叔叔?”

“是啊,一起去看新房子。”

“啊,太好了!我也想去。”

“又胡说!你是病人啊。”

“看看房子不要紧的。”

妈妈不理睬我,走出房间,却又马上折了回来:“你这就可以出发吗?”

我急忙换了衣服。

阿部粕さんは死んだパパの妹の亭主で、不動産屋である。昔から引越し話が持ち上がると必ずやって来る人物である。引越し話がなければ彼らの結婚もあり得なかった。二人の出会いのきっかけになったのも、この家なのである。そんなわけで阿部粕さんは我が家の引越しを自分のライフワークだと言って、はばからない。縁結びをしてくれた家を壊すつもりかと祖父はなじるが、壊すならせめて自分の手でというのが阿部粕さんの言い分である。


阿部柏是去世的爸爸的妹夫,经营房地产。以前只要一提起换房子,这个人肯定就会出现。如果不是因为换房子这会事,他和姑妈也不可能结婚。这所房子也是两人相识的契机。因为这个原因,阿部柏曾经毫无顾忌地说,给我们家搬家是他毕生的事业。爷爷责问他,是不是打算把带给他姻缘的房子拆了。阿部柏的说法是,拆的话至少也要拆在他手里。

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主播/超酱

编辑/ミアオ

责任编辑/日语之声

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