文句を言うことはとても大切です。文句を言う力をつけることも必要です。
ただ、いまは、言う「力」そのものが若い人から奪われている。なぜか。文句を言うことで、言った人自身が損をしてしまうと思わざるを得なくなっているからです。言ったらもっと状況が悪くなる。職場で疎んじられて、クビを切られるかもしれない。藪蛇だろう、ってことなんです。
さらには***そんな損得勘定***以前に、「なにか言ったって、どうせどうにもならないよ」という空気が社会全体を覆っている。
問い:そんな損得勘定とは、何を指しているか。
1 文句を言うことが、自分にとって得になるかどうか考えること
2 文句を言う力をつけることが、自分にとって得になるかどうか考えること
3 クビを切られることが、自分にとって得になるように変えようとすること
4 自分が損をしていると思われる状況を、得になるように変えようとすること