読書力があるということは、食べるということになぞらえて言えば、強い歯や顎を持っているということにあたる。硬い食物は、成長期に歯や顎を鍛える。そして鍛えられた歯と顎でその後の人生を生き抜いていく。軟らかいファーストフードばかりを食べていれば、歯や顎の発達は妨げられる。その後の栄養摂取にマイナスの影響を与える。これと同じことが読書においても起こっている。
硬い内容の本は敬遠され、アニメやゲームといった、軟らかい、自力で消化することを求めない食べ物へと向かう傾向は加速している。読書をするための歯や顎が鍛えられないまま成人するということは、日本ではむしろ一般的だ。アニメは、硬い読書と比較すれば、スープにあたるだろう。マンガはスナック菓子だ。
拿吃东西打比方的话,所谓的有读书力,就相当于有坚硬的牙齿和下巴。坚硬的食物可以锻炼发育中的牙齿和下巴,凭借得到锻炼的牙齿和下巴才能顺利度过之后的人生;倘若只吃又软又嫩的快餐,牙齿和下巴的发育就会受到阻碍,并且在之后获取营养时也会存在负面影响,读书亦是如此。
现在的年轻人中有这样一种倾向:把难啃的书束之高阁;而对漫画和游戏之类又软又嫩、不需要刻意去消化的食物却趋之若鹜。在牙齿和下巴未经过读书锻炼的情况下便浑浑噩噩地长大,这便是许多日本年轻人的现状。与难啃的书相比,动画相当于汤,漫画相当于点心。