【日语共读】佐贺的超级阿嬷(15)


 各位听众小伙伴大家晚上好~

今天将由 主播kasumi为我们继续带来

佐贺的超级阿嬷(15

では、はじめましょう!


佐贺的超级阿嬷

    故事讲述了在8岁那年,小主人公德永昭广离开家乡广岛,来到佐贺的乡下老家。这里没有玩具,这里没有朋友,甚至连送他来的妈妈也转身离开,迎接德永昭广的只有低矮破旧的房屋,以及独立抚养了七个儿女的超级阿嬷。刚来阿嬷家的德永昭广无法适应这里的寒酸生活,但随着时光的流逝,德永昭广渐渐体味到了与阿嬷在一起生活所得到的幸福。

——岛田洋七




ばあちゃんは、俺に伊勢エビだと言ってザリガニを食べさせていたのである。

伊勢エビなんか食べたことのない俺は、すっかり本気で信じていたのだ。

ちなみに、ザリガニもうち専属のスーパーマーケットでよく獲(と)れていた。

これは、ばあちゃんが一度だけ、俺についた罪のない嘘だった。

外婆给我吃螯虾,却跟我说是龙虾,没吃过龙虾的我,真的相信她了。顺便提一下,我们家专属的"超级市场"里常常可以捞到螯虾。这是外婆对我唯一一次、也是无恶意的谎言。

またある時は、こんなこともあった。

夏の日のこと。

友達の家に遊びに行った俺は、そこでおもしろいものを見つけた。

スイカて作った仮面だ。

そこは農家だったので、山ほどスイカがあったのだろう。

今ならハロウィンの時、カボチャで作るようなやつが、スイカで作ってあったのだ。

又有一次,发生了这样一件事。

夏天,我到朋友家玩,发现一个有趣的东西---西瓜做的面具。因为那里是农家,有堆积如山的西瓜。就像现在万圣节时大家用南瓜做的面具一样,那个面具是用西瓜皮做的。

「おもしろいなあ。いいなあ」

と連発していた俺に、友達がそれをゆずってくれることになった。

俺は嬉しくて、嬉しくて、大事に抱えて帰ってばあちゃんに見せた。

「ばあちゃん、よかと?」

「ふうん。おもしろかねえ」

ばあちゃんも、感心して見ている。

"真有趣,真好玩。"

见我赞不绝口,朋友就把那个西瓜面具送给了我。

我喜不自胜,很郑重地抱回家给外婆看。

"阿嬷,好不好看?"

"哦,很有意思。"

外婆也赞同地看着。

俺は、次の日は学校に持って行ってみんなに見せびらかそうと、枕元にスイカの仮面を置いて寝た。

ところが朝起きて、枕元のスイカ仮面をもう一度見ようと思ったら、仮面は影も形もないのだ。

ばあちゃんは仕事に行っていていない。

仕方なく学校に行って、帰ってきてから、ばあちゃんに聞いた。

「ばあちゃん、俺のスイカの仮面知らん?朝起きたら、なかったよ」

「ああ、あれ」

晚上睡觉时我把西瓜面具放在枕边,打算明天带到学校向同学们炫耀。可是早上醒来,一睁眼,发现枕边的西瓜面具已经无影无踪了。

外婆去上工了,不在家,我没办法,只好上学去。放学回家后,再问外婆:

"阿嬷,我的西瓜面具到哪里去了?早上起来就没看到了。"

"啊,那个啊……"

ばあちゃんはニッコリ笑うと、鉢を見せた。

「ほら、おいしそうやろ?」

鉢の中には、スイカの皮の漬け物が入っていた。

外婆笑嘻嘻地让我看看玻璃盘子,

"看,很好吃吧?"

西瓜皮正腌在盘子里。

これらのエピソードでも分かるように、貧乏暮らしで何が大変かというと、毎日の食べるものだった。

家はボロ屋ながらも雨露はしのげるし、着る物だって贅沢を言わなければそんなにいるものではない。従兄弟のお下がりだってある。

从这些小故事就可以明白,在穷人生活中,最要紧的是每天的饮食。屋子虽破,还能遮风避雨;衣服不求奢华,也不愁缺欠,总有表哥穿过不要的给我。

でも、ご飯だけは毎日食べなければならないから、ばあちゃんの食への知恵は格別にすごかった。

まず、ばあちゃんは実によくお茶を飲む人だったが、お茶を飲むと茶殻(ちゃがら)が出る。これを天日に干してフライパンで煎り、塩を混ぜてふりかけにしていた。

今ならカテキンもたっぷりの、『おばあちゃんのふりかけ』として売り出せるかもしれない。

それから魚の骨。

「カルシウムやけん、食べんしゃい」

只有饭是每天非吃不可的,因此外婆在吃的方面也就格外精明。

首先,外婆很爱喝茶。喝过茶就会有茶叶渣,她把茶渣晒干,用平底锅煎脆后洒上盐巴,就变成"茶叶香松"。如果在现在,可以打着富含儿茶素的"外婆香松"称号大卖特卖也说不定。

再就是鱼骨头。

"鱼骨含有钙质,吃吧。"


本期主播


主播/kasumi  小编/飞飞


注:本节目仅用于分享和学习交流,不得转用商用,内容版权归原作者所有。若有侵权,请在作品下方留言,我们会尽快删除。

©著作权归作者所有,转载或内容合作请联系作者
  • 序言:七十年代末,一起剥皮案震惊了整个滨河市,随后出现的几起案子,更是在滨河造成了极大的恐慌,老刑警刘岩,带你破解...
    沈念sama阅读 204,590评论 6 478
  • 序言:滨河连续发生了三起死亡事件,死亡现场离奇诡异,居然都是意外死亡,警方通过查阅死者的电脑和手机,发现死者居然都...
    沈念sama阅读 86,808评论 2 381
  • 文/潘晓璐 我一进店门,熙熙楼的掌柜王于贵愁眉苦脸地迎上来,“玉大人,你说我怎么就摊上这事。” “怎么了?”我有些...
    开封第一讲书人阅读 151,151评论 0 337
  • 文/不坏的土叔 我叫张陵,是天一观的道长。 经常有香客问我,道长,这世上最难降的妖魔是什么? 我笑而不...
    开封第一讲书人阅读 54,779评论 1 277
  • 正文 为了忘掉前任,我火速办了婚礼,结果婚礼上,老公的妹妹穿的比我还像新娘。我一直安慰自己,他们只是感情好,可当我...
    茶点故事阅读 63,773评论 5 367
  • 文/花漫 我一把揭开白布。 她就那样静静地躺着,像睡着了一般。 火红的嫁衣衬着肌肤如雪。 梳的纹丝不乱的头发上,一...
    开封第一讲书人阅读 48,656评论 1 281
  • 那天,我揣着相机与录音,去河边找鬼。 笑死,一个胖子当着我的面吹牛,可吹牛的内容都是我干的。 我是一名探鬼主播,决...
    沈念sama阅读 38,022评论 3 398
  • 文/苍兰香墨 我猛地睁开眼,长吁一口气:“原来是场噩梦啊……” “哼!你这毒妇竟也来了?” 一声冷哼从身侧响起,我...
    开封第一讲书人阅读 36,678评论 0 258
  • 序言:老挝万荣一对情侣失踪,失踪者是张志新(化名)和其女友刘颖,没想到半个月后,有当地人在树林里发现了一具尸体,经...
    沈念sama阅读 41,038评论 1 299
  • 正文 独居荒郊野岭守林人离奇死亡,尸身上长有42处带血的脓包…… 初始之章·张勋 以下内容为张勋视角 年9月15日...
    茶点故事阅读 35,659评论 2 321
  • 正文 我和宋清朗相恋三年,在试婚纱的时候发现自己被绿了。 大学时的朋友给我发了我未婚夫和他白月光在一起吃饭的照片。...
    茶点故事阅读 37,756评论 1 330
  • 序言:一个原本活蹦乱跳的男人离奇死亡,死状恐怖,灵堂内的尸体忽然破棺而出,到底是诈尸还是另有隐情,我是刑警宁泽,带...
    沈念sama阅读 33,411评论 4 321
  • 正文 年R本政府宣布,位于F岛的核电站,受9级特大地震影响,放射性物质发生泄漏。R本人自食恶果不足惜,却给世界环境...
    茶点故事阅读 39,005评论 3 307
  • 文/蒙蒙 一、第九天 我趴在偏房一处隐蔽的房顶上张望。 院中可真热闹,春花似锦、人声如沸。这庄子的主人今日做“春日...
    开封第一讲书人阅读 29,973评论 0 19
  • 文/苍兰香墨 我抬头看了看天上的太阳。三九已至,却和暖如春,着一层夹袄步出监牢的瞬间,已是汗流浃背。 一阵脚步声响...
    开封第一讲书人阅读 31,203评论 1 260
  • 我被黑心中介骗来泰国打工, 没想到刚下飞机就差点儿被人妖公主榨干…… 1. 我叫王不留,地道东北人。 一个月前我还...
    沈念sama阅读 45,053评论 2 350
  • 正文 我出身青楼,却偏偏与公主长得像,于是被迫代替她去往敌国和亲。 传闻我的和亲对象是个残疾皇子,可洞房花烛夜当晚...
    茶点故事阅读 42,495评论 2 343

推荐阅读更多精彩内容