こんな夢を見た。
私はばあちゃんの家の門のところに立っている。寒い日である。ばちゃんとじちゃんの犬と猫が群れがって来るのが目に入る。こんなに寒い日にって、かわいそうと思う。門を開いたや否や、二三個の猫と犬の群れは、数が急増したようで、ワーッと軍隊の勢いで入ろうとする。こわっ。ばあちゃんは猫と犬があまり好きじゃないのを思い出し、閉じてしまう。
しばらく躊躇。犬と猫はかわいそうと思う。でも、ばあちゃんはペットが嫌いだ。特に、猫の目を見ると息が詰まるという。その時、浮いている手が机までに、猫の爪に踏まれるのを思い浮かべる。爪は厚くてぬるい。
自分に布団をかける。そんなに寒くはなくなる。
夢の中の私は躊躇し続けている。そして、ばあちゃんは、「猫なら一個だけ入ってもらっていいよ」と言う。ならいい。門を細く開け、ああ、ワンワンだ。「入って」って。「毛、整理してくれない」とワンワンが言う。「いいよ」「手、乾いているね」「うん。待って、洗ってくる」パタパタの手で毛を整理してあげたら、ワンワンは気持ち良く地面に打つ伏せる。「こうやっていい?」「うん、大丈夫」「じゃ、入って」
ヤバイ。ワンワンを入ってもらってはいけない。「ほら、出ていて。あんたは猫じゃあるまいし。犬だよ」と呟いて、必死にワンワンを外にプッシュしようとする。危なかったと思う。その後、ドアを開くたびに、ワンワンの入ろうとする姿を見て、閉じる。まるで悪い事をした見たい。
猫一個入ってもらわないとと思う。仕方なくて、結局のところ、強引に一個を抱いて入ってもらうことになる。「こんなに小さな猫?」とばあちゃんが言う。「小さいの?」「ほら、この虫を食わせようとするのよ。」
確かに、猫より10センチぐらい長い虫がある。
その猫は、虫のところに行くのである。